社会保険労務士試験の模擬試験・答案練習会(答練)について
社会保険労務士試験に関わらず、資格試験の勉強では、知識を頭の中に入れるインプットも重要だが、知識を答案にして表現するアウトプットも重要なのだ。慣れないうちは知識はあっても、点に結びつかないことがよくあるが、これはアウトプットの能力が欠けていることに他ならないのだ。法律の知識がなく、予備校に通ったり通信講座を受けている人は勿論、法律の知識があり十分に知識を有している人でも、知識を答案として再現するアウトプットの訓練をすることは極めて重要なのだ。
模擬試験とは文字通り、本番を模した試験のこと。本番に近い形で問題を解くことで、アウトプットの能力を高めることができると同時に、本番の雰囲気や問題に慣れることも出来る。もちろん自分のその時点での実力を把握することもできる。答案練習会とは答案を練習する講座のこと。最新問題を解きまくり、解説を聞くことによってアウトプットの能力を高めるとともに、足りない知識を補うことができる。なお、答案練習会は「答練」とも言われている。
模擬試験や答案練習会を受けるメリットはいくつもある。模擬試験では本試験の予想問題が出題されるし、模試によっては成績表も配られるので、自分のレベルを知る良い機会になる。
また、模擬試験は本番に慣れるという点でも重要だ。特に社会保険労務士試験5時間という長丁場なので、問題を解く際のペース配分はもとより、慣れていないと5時間集中して問題を解き続けるのは体力的にも精神的にも辛いもの。また、意外と盲点になるのがトイレ。試験時間1時間半と3時間半、トイレに行かなくて済むのか、仮に途中でトイレに行った場合、全問解く時間的余裕があるのか・・・、など本番を想定した受験対策を練る上で模擬試験は欠かせない。模擬試験を受けるメリットはこの他に、実際に問題を解くことで自分の苦手分野をはっきりさせることができることが挙げられる。実際に問題を解くことにより、自分の苦手分野をあぶり出し、苦手分野を集中的に勉強することによって勉強の効率化がはかれるのだ。
このように、模擬試験や答案練習会にはメリットがいくつもある。独学だとインプットはともかく、アウトプットの能力は不足しがちになるので、独学で勉強している人も、模擬試験等は受けておくことは必須だ。予備校によって違うが、模擬試験や答案練習会は、本試験直前は勿論、随時行われていることが多い。例えば、LEC東京リーガルマインドでは、基礎力診断模試、実力診断模試、トライアル模試、プレ模試などの模試が随時行われていたり、早稲田セミナーでは全国統一公開力試し模擬試験、全国統一公開模擬試験が行われるほか、いくつかの答練会が行われている。模擬試験や答案練習会の情報は各予備校や資格学校のホームページや書店等においてあるパンフレットで知ることが出来る。
また、模擬試験集は書店でも購入できるので、この模擬試験集を利用するのもいいだろう。